Blog 学びについて

体験授業受付中

HOME // ブログ // これからの時代の学びとは

Blog 学びについて

CATEGORY

  学びについて

これからの時代の学びとは



 

目次

時代の変化を知る

ここ数年においては「時代が大きく変わり、もはやこれまでの常識は通用しなくなってきている」と多くの方が感じられていることでしょう。新型コロナ感染の影響でその変化のスピードはさらに加速しています。
それでは、具体的にどのような変化がおこっているのでしょうか。
ひとつは物質的な欠乏がほぼ解消され、ただひたすら生産性を高め量的成果を追求する意味がなくなったこと。またひとつはインターネットやAI(人工知能)等テクノロジー技術の発展により職業や働き方の概念が大きく変わったこと。さらに平均寿命の高齢化により人生の途上で仕事や生き方を変える必要性が増したこと。これらの変化により、私たちが過去に積み上げた経験から未来を予測することは不可能となっているのが現在の状況なのです。

新しい学習指導要領が目指すもの

これらの時代の変化に対して教育もまた大きな変化を求められています。学習指導要領改訂に向けた文部科学省中央審議会の平成28年答申では 2030年の社会と子供たちの未来について、以下のように記載されています。

2030年の社会と子供たちの未来

〇社会の変化は加速度を増し、複雑で予測困難となってきており、しかもそうした変化が、どのような職業や人生を選択するかにかかわらず、全ての子供たちの生き方に影響するものとなっている。社会の変化にいかに対処していくかという受け身の観点に立つのであれば、難しい時代になると考えられるかもしれない。
〇しかし、このような時代だからこそ、子供たちは、変化を前向きに受け止め、私たちの社会や人生、生活を、人間ならではの感性を働かせてより豊かなものにしたり、現在では思いもつかない新しい 未来の姿を構想し実現したりしていくことができる。
○ このために必要な力を成長の中で育んでいるのが、人間の学習である。解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、定められた手続を効率的にこなしたりすることにとどまらず、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、新たな価値を生み出していくために必要な力を身に付け、子供たち一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。

これまでの価値観に囚われない

そもそも教育とは社会が求める人材育成を目的とするものであり、社会構造の変化によって求める人材が変われば、教育も変える必要があります。
これまでの学校教育では「与えられた課題を速く正確に解く力」が評価されてきましたが、これからの教育は「自分で課題を見つけ、じっくり考え、失敗を繰り返しながら答えを探す力」が重要になります。
そのためには、まず大人が、自分たちが受けてきた教育と子供たちに必要な教育は違うということを認識し、自分の価値観を子供に押し付けないよう気をつけるべきではないでしょうか。
人生100年といわれる時代、子供だけではなく大人もまた自分で課題を見つけ、失敗を恐れずに挑戦し、学び続けていくことが大切です。

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧